続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
愛美「やっと…会えたね…」



赤ちゃんの泣き声に、私まで泣きそうになる。



理「女の子か。美人になりそうだよ」



りっくんが足元に倒れたままの雅を足で退かしながら、赤ちゃんの頭を撫でる。

私は「うん」と返しながら、「雅…」と呼んだ。



愛「生まれたねー…っ…」



夏「俺らの初孫」



イチャイチャするジジババが居るから、私だって雅と喜びを分かち合いたい。



愛美「雅!雅!!」



私は雅を呼ぶ。

雅はピクッと反応し、「あっ…」と、起き上がった。

私は「パパが起きまちたよー」と、赤ちゃんを雅の方に向けた。
< 216 / 234 >

この作品をシェア

pagetop