続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
寂しさを感じながら病室に入れられると、母子同室ではならぬ、夫婦同室にされた。

ま、大きい病院で母子同室はないみたいだけど。

それを嫌がる両親により、雅の退院する2日後に、通ってた産婦人科に転院する事になった。

そこは母子同室だから。



蕾「2日後に退院て奇跡らしい。
あれだけ寝といて、急に起きるのも奇跡だけどな」



蕾兄が、何かを書きながら、雅に厭味を言ってる。

私は“だろうね”と思いながら、1960グラムという体重を見る。

7ヶ月で生まれたのに、未熟児には思えない大きさ。



蕾「決まったー!!」



すると蕾兄が、いきなり叫んだ。
< 218 / 234 >

この作品をシェア

pagetop