続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私は「私たちは2年後かな?」と、将人に問い掛ける。

将人は「お前が3年で卒業したらな」と、言う。

…厭味なヤツだ――ッ!!

私は「3年で卒業してやるから!!」と、将人に断言し、薬指に嵌めて、意気込んだ。



珠「婚約指輪?」



愛夏「夕方、貰ったの!」



私は指輪をみんなに見せ付ける。

りっくんと蕾兄は「2年以内に…」と、私を恨めしそうに見て来る。



夏「蕾輝は控え目になって、理輝は積極的になれよ」



蕾理「はい;;」



さすが父上様だ。

私は心の中で、父親に拍手を送った。
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