続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私の思いとは裏腹に、2人の会話は盛り上がる。

5分、10分と時間が流れる。

…帰ろう…。

私は無言でその場を立ち去った。

ここから家まで、歩いたら30分は掛かりそうだ。

私は項垂れながら、家路を目指すも、疲れて来てしまい、目の前にあった小さな公園に入り、りっくんにお迎えを頼もうと電話をした。

すぐに来てくれるらしいけど、この公園は何か居心地が悪い。

チャラそうな男の人が3人。

私は公園の外に出ようとした。



?「君、俺らを見て帰ろうとした?」



金髪・白髪・茶髪のうちの、金髪が私の肩を掴みながら言った。
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