続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
―愛夏 SIDE―
私に凭れて眠る愛美。
喧嘩の出来ない愛美に恐れてた事件が起きた。
父親が3人を捕まえて来るように、将人に連絡をし、電話を切ると、愛美を見た。
夏「今日は友達と会ってたんじゃないのかよ…」
悔しさが滲み出た声に、私は“まさか…”と思い、雅先輩にメールをした。
≪会ってたけど、気付いたら居なくなってた≫
すぐに返事が着たけど、私はメールを返す気が失せて、携帯の充電を切った。
何が“恋は慎重に”よ…。
雅先輩とメールするのを止めれば良かった。
あの人と居るとろくな事がない気がする。
私は現に、元カノから彼女と勘違いされて、リンチされそうになった事がある。
もちろん、返り討ちにはしたんだけど。