続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私は慌てて起き上がり、受け止めてくれた人を見た。



将「大丈夫ですか?」



そこには苦痛に顔を歪める将人が居た。

私は「ごめん!!」と、将人を起こした。



夏「大丈夫か?」



愛「凄い音がしたけど…」



父親の夏輝ーナツキーと、母親の愛理華ーエリカーがリビングから出て来た。

私と目が合った2人はニヤニヤと笑い、戻ってしまう。

私は「違うよ!」と、やましい事を考えてる2人に叫びながら、将人を立たせた。



愛夏「将人、大丈夫…?」



将「鍛えてますから。愛夏さんが無事なら構いません」



そう言って、私の頭を撫でてリビングに入ってく将人。

私は下唇を噛み締めて俯いた。
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