続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
愛夏「どこまで調べてんの;;」



私は将人を見て苦笑する。

…何で進路がわかって、身長・体重がわからないんだ;;



将「夏輝さんのお陰で、愛夏の通う大学パスワードがわかったから」



愛夏「さすがパパ;;」



私は資料と父親と将人を順に見て、凄い人たちが居るもんだ…と、頷く。

持ち上げた資料の雅先輩の“恋人はなし”の欄を指で弾く。

パンッと乾いた音が響く資料をテーブルに置くと、お風呂上がりのりっくんと、寝起きの愛美がリビングに来た。

りっくんに手を繋がれた愛美は、また泣いた気がする。
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