続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私は将人とキッチンに行き、季節外れの温かいココアを作った。



将「砂糖たっぷりにな」



将人が私の後ろに立ち、覆い被さるようにし、私の手を掴み、スプーンで砂糖を掬う。



愛夏「愛をたっぷりだね(笑)」



私がそう言うと、将人はクスッと笑い、私から離れて、ミルクを温めていた鍋を持ち、マグカップに注いだ。



愛夏「美味しそーう(笑)」



最近はもっぱらコーヒーばかり飲んでたけど、いざ見ると、ココアも飲みたくなってしまう。



将「ガキ」



なんて言いながらも、将人が私の分のココアも作ってくれた。
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