続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
おぼんに親やりっくんたちのコーヒー、私と愛美のココアを乗せると、将人が運んでくれる。

私はキッチンにあったクッキーをお皿のせ、将人について行く。



夏「サンキュー」



父親が自分と母親の分のマグカップをおぼんから下ろす。

将人が愛美にココアを渡せば、「ありがとう」と笑う。

私たちはその笑顔を見て少しだけ安心した。



夏「あ、お前らまだペアのマグカップ買ってねぇの?」



将「俺は夏輝さんと違って、率先して買いにく人間じゃないんで;;」



父親と母親のマグカップは、赤と青で出来ていて、白いハートが半分ずつ描かれて居る。

くっ付けたらハートが完成すると、2人で嬉しそうに買って来た。
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