続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
―――深夜、私は微かな泣き声に目が覚めた。
廊下に出ると、りっくんが愛美の部屋に入って行く。
開いてたドアの隙間から奥を覗くと、ベッドに寝転びながら泣いてる愛美の頭を撫でて居た。
理「愛美。俺には気持ちを吐いてみろ…」
愛美「み…やび…に…会いたい…よ…っ…。怖いよ…ッッ…」
…愛美…。
私は壁に背を預けてしゃがみ込んだ。
私は…間違ってた。
愛美「でも…私はき…汚い…人間ッ…。会えないの…っ…」
理「愛美は汚くなんかないから…。また会えるから泣くな?」
愛夏「…っ…ごめん、愛美…」
私が泣いてもた仕方ないのに、ただただ、涙が溢れて来た。