続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
あんなセクシーな格好して、落ちない世の中の男たちはおかしい。

落ちたくせに、見てるだけの草食男子の模範となったりっくんにはため息しか出ない。

私は愛美とりっくんの間に座り、りっくんの脇腹に肘鉄を食らわせた。



理「う゛っ…;;
いきなりなんだよ;;」



りっくんは呼んでいた新聞をたたみ、私を見た。

私はフンッと顔を逸らし、箸を持った。

ーーバシッ



愛夏「ったー;;」



しかし、後ろから誰かに頭を叩かれた。

顔を上げ、相手を確かめれば、まだ45歳と若い私の母上ではございませんか;;

シワ一つない顔で怒り、私を見下ろして居る。
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