続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
愛「言えないような意味で人を殴るんじゃないって、何度、言えばわかるの?」



愛夏「すいません;;」



愛「珠樹ータマキーに似て来たのかしら…」



私が謝ったのに対し、母親は父親の隣に座りながら、聞きたくない台詞を吐いた。

…私は馬鹿じゃないっ!!

組員のマギーこと、牧原浩平ーマキハラコウヘイーの奥さん、珠樹さんは、母親の幼なじみであるが、一言で言えば馬鹿。

そして「坊主2人の母親は強くないと」と、子供たちにすぐ拳骨を食らわせるのが癖だ。

こー君こと浩樹と、よー君こと陽樹を見て、可哀想と何度も思ってた。
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