続・極道夫婦―姉と妹の恋―【完】
私が何も言えずにいると、蕾兄が『明日の朝一に帰る』と言った。



愛夏「ありがとう!帰って来なかったら殺ろうと思った(笑)」



蕾『死んでも帰るから、女を捨てるな!!;;』



蕾兄は私の冗談も通じないのか、必死に『帰る』と言って、電話を切った。

私は携帯を閉じ、次は自分のパソコンを開いた。

USBメモリーに、大学の生徒のデータのコピーがある。

そこから雅先輩の元カノの情報を抜き出し、怪しそうな人を選び、接触するつもりだ。

【氷龍】13代目総長をナメたら、罰が当たる事を教えないとね。
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