しつこいアイツ

交番まであと数メートル


目の先にはさっき見た電話男が見える。名前が豊田じゃないのは確かだわね。
なんて思いながら、やっぱり電話男のなんじゃない!とも思ってた


交番に着き

「あの…」

「はい?」と警察官がこちらを向いて返事をした

「これを…「あーーーーーーそれ俺の!」
ふっ、知ってるわよ。そんなこと、だけど…

「え?そうなんですか?じゃあ、これどうぞ。どうぞって言うのも変ですけど…」

「あっ、あって良かったですね!」とまたもや警察官

「はい」と返事をしながら世間話てきなのをし始めた
イライラしつつも、お礼はないの?なんて事を思った

少し彼に関わりたいって気持ちもあったけど、今日はお兄ちゃんの誕生日で8時までには帰らなきゃいけないのに今は7時15分だから

「では、失礼します」と言ってその場を去った


「あっ、おい!待って」

おい?誰に言ってんのこいつ!!
いいや!早く帰る事のが重要よ。あいつは無視して駅へ急いだ。

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