ダーリンは金髪ヤンキー!?

女の子として完璧すぎる。

美和は人を引き付ける何かを持ってる気がする。


そんな美和が悲鳴をあげている。

よしっ！　あたしは気合を入れ人ごみに入った。


[side美和]
人ごみに逃げたはいいけど…

――ドンっ
「ごめんなさい！」

「いたい！　気を付けてよ！」

――ドンっ
「ちょっと！邪魔！」

「すみません。」

何か周りの人に迷惑かけてる？

最悪…。こんなはずじゃなかったのに…

「おい！見ねぇならどけよ！」

「きゃっ！！」

見知らぬ人に押され人ごみの外へ外れる。

もう…！みんなクラス表だけでそんな盛り上がって！
良くない？！　押さなくても！

もう…。みんな大っ嫌い。

１人でしょんぼりしてると、あたしの傘に何かが落ちてきた。

んっ？


雨はパラパラとだけ降っていたのであたしは傘を地面に置き見てみた。

こっ…これは…

「きゃー！」

あたしは思わず叫んだ。
だって…傘の上に落ちてきたのは…
イモムシなんだもん。

「いや！どいてください！　あたしの傘なんですぅ～！！」