ダーリンは金髪ヤンキー!?
「おい。コイツに手出すなよ。」
「はぁ!?何?何?まさか…お前…!」

━━ゴンッ!

「いって~!」

雄大は、猛の髪を掴み机に叩きつけた。

「調子に乗んな」

「舌噛んだぁ~!」

「バカ雄大!何やってんの!」

あたしは、雄大をキッと睨み
心配そうに猛くんを見つめる。

「大丈夫??猛くん。」

「なっ!美和ちゃん!それ…反則っ///」

猛くんは顔を真っ赤にして言う。
何? あたし何かした??

「美和…前を向いてなさい。」

美沙があたしの頭を撫でる。

「何で?」

「アナタのその上目使いで男の人達は興奮してしまうの」


ぎゃびーん!

あたしのせいで猛くんは、先生に怒られてしまうのだ!

あたしは、1人で勝手な妄想を繰り広げる。

「ラジャー☆!!」

元気よく返事をすると美沙が小さな声で「ありゃまぁ~…」と言っていたが、あたしは美沙を無視し、先生の話を聞いていた。
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