ダーリンは金髪ヤンキー!?
「んな事ねぇし・・・」

「雄大…鏡で自分の顔を見てみなさい。」

「おい。お前…俺をからかってんの?」

雄大が あん? って顔するもん!
その顔が怖いんだもん!

あたしは、あまりの怖さに背中を丸め、小さな声で「はい…。」とつぶやく。

「林野さん…ちょっといいかな?」

んっ?  あたしは名前を呼ばれたので振り向くと
男の子が立っていた。

「ちょっといいかな?」

「うん!いいけど?」

あつしは男の子についていく。

結構薄暗い所に連れてかれた。

「あの・・・」

「はい・・・」

「僕…林野さんに!一目惚れですっ!!付き合ってください!」

はひいぃぃぃぃい~!!??!

「人違いじゃ・・・ありません??」
人違いに決まってんじゃん!

「人違いじゃありません!本気で好きです!」

こーゆう時って・・・どうすればいいの?

「あの・・・ごめんなさい。」

「何でですか!?」

「あなたの事・・・あまり知らないので?」

「それじゃあ! 僕の事を知ってもらえればいいんですか?」

へっ??

「いや・・・あのぉ~」

「おい。」

あたしの頭上から聞き覚えのある低い声が・・・

「コイツが・・・ごめんなさい。っつってんだからいいじゃねぇか・・・」

「お前は・・・」

男の子の顔が一気に真っ青になる。
< 39 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop