ダーリンは金髪ヤンキー!?
[side美和]

何…これ。

雄大が女の人と手を繋いでる。


「雄大~♪大好きぃ!」

「あぁ。」

やだ。 やだ。 やだ。

やめて……

目の前がクラクラする。

「……わっ!! み…!!」

誰かが呼んでる。

あたしはそのまま倒れてしまった。

雄大…行っちゃやだ。

行かないで!

だめ!!

「雄大~♪」

あの子が雄大を呼んでる。

「あぁ、今行く。」

待って!!雄大! 待って…



「行かないでっっ!!」

「美和っ!!」

「美沙…? ここどこ。」

「保健室。 猛がここまで運んでくれたんだよ。」

「そうなんだ…」

猛くんありがとう。

「美和…大丈夫!?」

「うん。ごめんね…」

「いいよ。次体育なんだけど…美和行く?」

「行かない。昼休みには行くから。」

「わかった。待ってるわ…」

美沙は行ってしまった。

美沙…あたしの事心配してくれてたんだね。

ありがとう。
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