ダーリンは金髪ヤンキー!?
「何すんだよ!コノヤロぉー!!」
「美和を…」
は?

声が小さくて聞こえづれぇ…

「泣かせんじゃないよっ!!」

上川は床に伸びた俺にまたがり、胸ぐらを掴む。

「アンタは!美和の気持ち考えた事あんの!?」

…。

「アンタは!美和に…自分の気持ちぶつけた事…あんのかよ!!」

「ねぇよ…んな事…してねぇよ!!」

「なら…今から行けよ。」

「は?」

「美和に…自分の気持ちぶつけて来いよ!!」

上川はゆっくりと立ち上がると、そのまま自分の席に座る。

「上川…サンキュー!」

俺が走りだそうとすると、手首を捕まれた。

「行かないで…」

渡部…

「すまねぇ…俺は美和しか好きじゃねぇ…だから、お前の気持ちは受け取れねぇ。」

「雄大…」

俺は渡部の手を振りほどきはしりだした。

待ってろよ!! 美和
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