ダーリンは金髪ヤンキー!?
[side雄大]

美和…どこだ?


探しても 探しても…
見つからない。


そんな時、思いついた。

「あそこだ…」

俺は、ある場所に走った。

ついたのは、屋上。

バンッ!!

俺は思いきり扉を開ける。

「きゃー!!」

いた。

美和は泣いていた。

それだけで、俺の心はギューっと締め付けられた。

「な… なんで…いんの!?」

やっと口を開いた、と思ったら…
第一声がそれかいっ!!

あはは…しょうがねぇよな。
たくさんヒデ-事したもんな。

「こっ…来ないでっ!! やだっ。」

拒まれてもしょうがねぇよな…

でも、今の俺には んなの関係ねぇ。

来ないで。 なんて言われても関係ねぇ。

俺は、美和に謝った。
そして告った。

はは…最悪な順番だな…


俺は覚悟した、
フラれるってわかってっから!!

パッと言ってくれ!!
そしたら、俺も
お前を忘れられる。

ズバッと言ってくれ!!

「好き…」

そんな俺の覚悟も裏腹に美和から出た答えはこれだった。


まぢかよ。


その後も美和は、愛の言葉を呟いた。


ありがとう。

こんな最低な俺を受け止めてくれて。

ありがとう。

こんな俺に 大好き なんて言ってくれて…


ありがとう。


お前には感謝の気持ちでいっぱいだった。

その時俺は決意した。


俺はお前をこの世で幸せな女にしてやるよ。


そして俺たちは晴れて付き合う事になった。
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