運命
「・・・・・。海斗先輩・・・。強すぎですよ・・・・。」

試合をしてみたら・・・。

ぼろ負けしてしまった・・・・。

「あはは!楓恋ちゃんも結構強かったよ!」

あぁ・・・。

お世辞をありがとう・・・・。

ふと、時計を見ると・・。

「あっ!もう部活終了時間ですね。」

「うん、そうだね!じゃあ帰ろっか!」

えっ?
勝手に帰っていいのかな??

「海斗先輩・・・。他の人たち来てないんですけど、帰っていいんですか?」

と、聞くと・・。

「うん。だって、今日部活のある日じゃないし、もう誰も来ないよ?」

・・・・・。
「今日って、部活無かったんですか・・・・?」

「うん。あれ、昨日言ったよね?」

あれ?そうだっけ?

って・・・。
なんで、あたしが来たときにいってくれないんだぁぁぁぁー!

「あの・・・・。海斗先輩・・・。」

「んん?」

「なんで、あたしが部活に来たときに、部活が無いこといってくれなかったんですか・・・?」

そうだよっ!
まず、なんでいってくれなかったのよっ!

「・・・・。んー・・。楓恋ちゃんと一緒にいたかったからかなっ☆」

はぁぁぁぁぁー!?

なにそれ?
ってかちゃんとした理由になってないしっ!

んもー!

こんなやり取りしてても時間がすぎちゃうよね!

「海斗先輩。もうかえりますんで、さようなら。」

お辞儀をして、武道館から出て行くと・・・・。

「楓恋ちゃぁぁぁぁぁん~」

ビクッ!

振り向いてみると・・・。

< 2 / 7 >

この作品をシェア

pagetop