童話迷宮


ヒラヒラ
ヒラヒラ

不思議な粉を落しながら
妖精は不安定な飛び方をしながら
あたしを導く.

真っ白な空間はどこに歩いても真っ白で
同じところをぐるぐるしているようにしか
感じられなかった.


「あれ…」


気づけば妖精は居なかった.
ずっと見て歩いていたはずだったんだけど…

「これは」


妖精が消えて、一つの大きな茶色の扉が目の前にあった.



「扉が待ってると」


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