縦笛@ne.jp
友達or恋人
『元気か?』
石田は毎日のように引きこもるあたしの家に来た。
外に出たり、出なかったり…
気分次第であたしは石田に接していた。
今日は石田と公園で話した。
いつものブランコ…いやっ、今のあたしには酔っちゃいそうだからベンチに腰をかけた。
『なぁ、手出してくれ。』
「うん?」
あたしはそっと手を出した。
メモ帳の切れ端を渡された。
手汗で滲んだメモには小さめの文字で
『おれはお前がすきだ。付き合おう?YES?NO?』
と書かれていた。