縦笛@ne.jp

翌朝…あたしは久々に学校に登校した。


そこにはいつもの石田がいたんだ。


あぁ、落ち着く。


石田があたしの笑顔を好きって言ってくれるように、あたしも同じくらい石田の笑顔が好きなんだ。


なんで今まで気付かなかったんだろう。


「石田…あたしだけを見ててね。他の子なんか見ないでね。」


『ああ、当たり前だ。俺はお前の全てを支えていきたい。何があっても。』


「ありがと。ねぇ、ギュとして。」


背骨が痛くなるくらい強く抱き寄せてくれた。


「なんか言うコトないの?(笑)」


沈黙が恥ずかしくって耐えられなくなったんだ。


『う~ん…愛してるなんて言ったら笑うだろ?』


「うん、笑うよ…」


『愛してる。』


あたしは涙が溢れた。


『なんだ笑ってねーじゃん。バカっ!』


「ありがとう。ありがとう。石田…ありがとう。」


言葉では3回。


心では100回。


ありがとうの言葉を呟いた。


頭をナデナデしてくれた。

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