縦笛@ne.jp

「今の彼氏とはうまくいってるの?」


あたしがそう聞くと…


『あっ、マル坊のコト?』


なにさ、そのあだ名。(苦笑)


「そっ、そうそう!!そのマル坊くんとはどうなの?」


あたしは突っ込みを入れず話を合わせた。


『うーん、まぁまぁかな♪実は今日、記念日なんだよねぇ☆』


「記念日?」


『そう、付き合って2ヶ月記念日♪』


「うっ、毎月記念日があるんだ。。。(苦笑)」


『そりゃそうっしょー♪記念日は大事だもん。』


「そっか。仲良さそうでイイネ♪」


『ウ~ン…でもねぇ、男の子って本当に何考えてるかわかんないもんだよ!ヤリタイだけ?みたいな感じ!!もうっ、本当嫌になっちゃう!!』


樹里が強く机を叩いた。


ソレ…あたしには刺激的過ぎる話だわ。


『花子だって男を信用し過ぎちゃダメだからね。みんな変態なんだから!』


心配してくれてありがと。


でも樹里よりは大丈夫だよあたし。(笑)


うーん、彼氏の話が出来るなんてあたしからしたら羨ましいなぁ。


それが例え愚痴だとしてもね。


だって愚痴も含めて全部まるごとノロケだって思うから。

< 21 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop