縦笛@ne.jp

『そうだ!今度の試合見に来てくれよ!なっ?』


ヤダし。サッカー興味ないし。


「うっ…ウン。行けたら行くよ。。。」


『ヨッシャー!なんかやる気出てきたぜ~。』


やれやれ、石田は悩みがなさそうでいいなぁ。


マシンガントークは止まらない。


『俺はね。人間助け合っていくべきだって思うんだよ!人生もスポーツと一緒でさ!』


石田が嬉しそうに話し出す。


しるか。。。


何もヘンなこと言ってるとは思わないよ。


でも今のあたしには


“しるか”


って言葉しか出てこないんだ。


ハッキリ言って頭の中には万俵くんしかいない。


今こうして一緒に歩いてる男子が石田じゃなくて万俵くんだったらって本気で妄想してしまってる。


ごめんね、石田。

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