縦笛@ne.jp
『なぁ、明日俺んち来ないか?』
「えっ、いいの?」
『うん、いいよ。来いよ。なっ?』
「行く行く♪」
『おう、じゃあな。』
やったー♪
嬉しい、嬉しいよ☆
窓を開けてあたしは叫ぶ。
「うぉっしゃーーーーー!!!!!」
近所迷惑でごめんなさい。
(トントン…)
部屋をノックされた。
『花子。』
「何?うるさかった?ゴメン。」
『違うわよ。確かにうるさかったけど…』
「じゃあ何?」
『実は…ぱんだ屋のご主人が亡くなったそうよ。』
あたしは驚いた。
ぱんだ屋は近所の駄菓子屋のコトだ。
最近は全く行ってなかったんだけど小学校の頃よく行っていた場所。
『明日お通夜があるそうよ。行くでしょ?』
明日は万俵くんの家に初めて行く日…。
初めての家デート。