グミの木の奇跡


そう言って.さとしんちのグミの木
に近づこうとした時――――


"ワンっ!"


「うわぁっ!い・・・犬?」


「あっ!こら。える!」


「える?」


「この犬の名前だよ」


「へぇ.こんにちわ!える♪」


「気をつけた方がいいよ。
えるは警察犬だけど訓練士の
言うことは聞かないから・・・」


「えっ?警察犬なの?
すごいね.える!(笑)」


"ワンっワンっ"


「完璧.警戒してるし(笑)」


「何か怖いよ.この犬」


「だから言ったじゃん。
えるは警察犬だって。」


「訓練士さんの言うことは
聞かないんでしょ?」


「その通り!でも.俺ら家族の
言うことは聞くんだ♪」


「何だそれ!(笑)」


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