グミの木の奇跡


他愛のない話をしてたら
いつの間にか学校について
玄関でばいばいする。


下駄箱にいけば.クラスの友達
が必ずいて.その子と一緒に
話ながらクラスまでいく。


これが.あたしの日課。



そして.今日もクラスの子が下駄箱にいる



「おはよ♪かいと!」


あたしはポンと肩を叩く



「何だ.あいこか・・・おはよ」



「何か.さりげなく嫌なこといったね」



「気のせいだろ?」



「そっかな?」



「あいこ・・・覚えてないかも
しれないけどさ・・・俺ずっと
前にあいこをいじめちゃったんだ」



「・・・!!!!!」



あたしの中で忘れかけていた
記憶がよみがえった。


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