グミの木の奇跡
唯一の繋がり
「あっ.さとしのお母さん!
こんにちわ♪」
「こんにちわ。
今ね.この木の収穫時期なのよ♪
とってく?」
さとしのお母さんはそういって
グミの木をぽんと叩いた。
「えっ?いいの?」
「もちろんよ♪」
「とりたい!」
「なら.ランドセルをお家に
おいてきて.またきなさい?」
「はーい♪」
あたしは.ダッシュで家に帰り
ランドセルを玄関に投げるように
置き.さとしの家まで走った。
「はやかったわね(笑)」
「早く.グミとりたいから♪」
「そう♪なら.これが袋ね!
たくさんとってもいいからね」
っと言って.ビニール袋をあたし
に差し出してきた。