グミの木の奇跡
「・・・ばれちゃった?」
「だって.にやけてたもん。」
「えっ・・・えへへへ・・・」
「無意識にも考えてしまう。
それが."恋"だよ。」
「えっ?」
「あいこはあのお兄ちゃんに
恋をしたんだよ!」
「あたしが・・・さとしに?」
「うん。らむは応援するから」
「これが・・・恋?」
「そうだよ♪」
小学6年生の6月下旬。
あたしがさとしに恋をしたと知った
この恋がつらく.悲しい結末に
なるなんてあたしは思っても
みなかったんだ・・・。