グミの木の奇跡




"何でさとしが心臓病なの?
他の人が心臓病じゃダメなの?"




あたしの頭の中はパニック
になっていた。




家に帰ってあたしの部屋
にかけこみ涙を流した。




"・・・神様。
いるとかいないとか今までは
関係なった・・・。
気にもしなかった。




でも.もしいるとしたならば・・・
もし・・・いたならばあなたは
何故さとしに心臓病という病を
与えたのですか・・・?




その病はさとしじゃなかったら
ダメなのですか・・・?




お願いですから・・・
さとしの病気を治して下さい。




お願いします。"



あたしは泣きながらそう呟いた。



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