梶山書店物語〈零〉
営業は、よくて半月に一回来ればいいものだ。

月1で書店営業を回るやつは真面目な奴しかいない。
営業しなさすぎると営業成績にも響いたりする。

田中さんを誘ってから1ヶ月と3週は過ぎている。

今頃、何をしているのだろう。

携帯番号は、何とか確保したけれど、やっぱり逢って、どんな風になるのか見たい。

なので、梶山書店のレジ前で東雲さんもとい田中さんを待っている。





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