梶山書店物語〈零〉
「──────っは…!!」

知らない部屋。
知らないベッド。

………………何処?

「あ、起きました?」

普段、スーツしか見たことのない永瀬さんがTシャツにスエット姿で私を見下ろしてる。

「あ…の…何で?」

「酔っちゃったのか急に倒れてしまったので俺んちまで連れてきたんです」

「すみません」

何て言う失態を犯してしまったんだろう。





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