梶山書店物語〈零〉
すんなり家に帰るつもりが、酔ってしまうなんて…。

「夜遅いですから、泊まってて下さい」

「いやいやいや!帰ります!」

早く、この場から離れたい。
そして、自分の家でリラックスしたい。

「夜は危ないですから…って、その前に東雲さんを帰らせるつもりはないですけどね」

満面の笑顔で見てくる。
この人、何を考えてんだ。

「夜は長いですよ」







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