梶山書店物語〈零〉
「何か、お疲れですね」

「いや、ちょっとね…」

「何々?女?」

「祥太くんよ、何でもかんでも女に結びつけんなよ」

同期の祥太は、まぁ…爽やかな笑顔に優しいから職場の女は、みんな、祥太しか興味がない。
完全に俺らからは恨みしかねぇけど。

まぁ…女は間違いないけど。

「営業でまわってる書店で気になる娘がいてさ」

「やっぱり女じゃねぇかよ」







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