梶山書店物語〈零〉
「僕だけ目を見てくれないから嫌われてるのかなって」

「嫌ってなんか!!」

「そうですか、それは、良かったです」

冷静に見ている頭が、バイト中に何て恥ずかしい話をしているんだろうと思った矢先に顔が、熱いのに気付く。

真っ赤になっているのを見せたくなくて俯いた。

「東雲さん、店長が呼んでたっす」

「あ、ありがとう」






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