梶山書店物語〈零〉
片方の唇だけ上げて笑っている。

「まぁ、いい。
今回は、ちゃんと連絡したからな」

溜め息を1つ吐いて、俺に監視カメラ見せていただきますか?と仕事の顔に戻った。

「野良さんの知り合い?」

「警察は嫌いっすから」

東雲さんの問いに野良さんの解答は答えになっていない。

どんな関係か気になるけど、そこまで踏み込んではいけない。






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