梶山書店物語〈零〉
「ありがとうございます」

しかし初めてだからわからなかったが、時間がかかるもんなんだな。

「いえ、ありがとうございました」

「また証拠品は後日、かえしますので」

「あ、はい」

一礼して顔をあげると何を考えてるのか読み取れない顔で俺を見ている。

…えーと?
とりあえず、ドアノブに手をかけようと手を伸ばすと、鷹野さんの口が開いた。






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