梶山書店物語〈零〉
何で私が、そうなったのかと言うと、前に担当していた人が、結婚の為に辞めたからだ。

何故か、新しい人を募集するのかと思いきや、私を指名して来たのだ。

1週間という短い期間に教え込まれ、あとの事は店長に教えて貰えということだ。

「東雲さん、山口出版の人が来てるよ」

「わかりました」

オススメや売れている本、新刊を教えてもらえたり欠本の補充をしに来てもらえる。
簡単に言えば営業だ。

しかも山口出版の人は、少し苦手だ。





< 5 / 80 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop