。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
ブーブー
ふいにあたしのケータイがスカートのポケットの中で震えた。
誰からだ?
ケータイをポケットから取り出すと
メール受信:叔父貴
となっていた。
“学校が終わったら本社に来て欲しい。
話したいことがある”
短い文だったけど、あたしはぱぁっと顔色を変えた。
もう死体男のことなんてどこへやら。
幸いにも今日は始業式だけで、授業はない。
帰ろうと思えばいつでも帰れる状況にあるわけだ。
あたしは慌てて荷物をまとめると、
「何?朔羅帰んの?」という千里の言葉にも適当に手を振って
「うん♪ちょっと用事ができちゃった」
と明るく言って席を立ち上がった。