。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
使用中!?
「498点ってどうなの?あと2点じゃん。ほとんど満点ってことだよね」
リコが感心したように顎に手をやった。
ってか!!
あいつあんなに頭良かったの??そんな風には見えなかったけど。
家でも勉強する姿を見ることもなかったし。
ダテにメガネを掛けてるわけじゃなかったんだな。
「次の期末試験の勉強のとき、あたし龍崎くんに教えてもらおっと♪」
リコが何やら不気味なことを言っている。
「教えてもらうって?」
「や~ん、朔羅言わせるつもり?二人きりで手取り足取り…」
リコが顔を赤らめて、両手で頬を覆った。
ないないない。
だってあいつは男が好きなんだぜ?
ま、そんなことリコには言えやしないけど。
「俺も教えてもらおっかなぁ。さすがに赤点は取りたくないし」
千里が真面目くさった顔で言った。
手取り足取り……
こいつならありえるかも。
あたしは千里の肩をぽんと軽く叩いて、顔を近づけた。
「やめとけ。貞操の危機だぞ?」ぼそりと呟いて忠告する。
「は?何!貞操の危機?どぅいうことだよっ」
千里の問いかけを無視してあたしは掲示板に背を向けた。