。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
風呂!?
“どよぉぉおおおおん”
あたしが背後に背負ってるのものに効果音をつけるならこうだな。
まさに『負』そのもの。
「お嬢……今度はどうされたんですか?」
タクがあたしに朝ごはんの味噌汁を手渡しながら心配そうに口を開いた。
「は!まさかっ!!今度は生理の野郎ですかい!」
「バカか、お前っ。あの野郎は月の終わりだっ」
マサが怒鳴りながら突っ込む。
「なんっでてめえらがあたしの生理の周期を知ってんだよ!!」
って怒鳴りたかったけど、そんな元気もない。
「朔羅さん、昨日はごめんね」
隣で同じように味噌汁を飲みながら、メガネが申し訳なさそうに肩をすぼめた。
こいつは低血圧でいつも朝飯食わねぇのに、わざわざあたしの為に早起きしてきたみたいだ。
「……お前のせいじゃねぇよ」
そう答えるのが精一杯だった。
ホントに……
メガネのせいじゃない。
メガネが悪いわけじゃない。
あたしが悪いんだ。
いつまでも過去を引きずってる―――
あたしが…………