。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

あなどれねぇって言ったらこいつも……


「琢磨さん、もう遅いし泊まっていきなよ。ね、朔羅さんもその方が嬉しいでしょ?」


と相変わらずにこにこ顔のメガネ。


「おぃ!メガネ!!会長はお忙しいお身だっ。そんなこと軽々しく言うんじゃねぇ!!」


あちこちでそんな声が聞こえた。


泊まっていく……かぁ。


そうだったら確かに嬉しいけど、でも組のもんが言う通り忙しい人だからなぁ。


それに今空き部屋もねぇし。


(一室空いてた空き部屋は今メガネの部屋になってる)


「たまにはいいかもな」


「え??」


あたしは顔を上げた。


「お前にはなかなか会えないし、何か落ち込んでるみてぇだしな」


そう言ってあたしの頭を優しく撫でる。


う!!嬉しすぎる~~~!!


「でも部屋は……」


あたしの言葉にメガネが、


「僕の部屋で一緒に寝ようよ」


と提案した。



< 167 / 558 >

この作品をシェア

pagetop