。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
あなどれねぇって言ったらこいつも……
「琢磨さん、もう遅いし泊まっていきなよ。ね、朔羅さんもその方が嬉しいでしょ?」
と相変わらずにこにこ顔のメガネ。
「おぃ!メガネ!!会長はお忙しいお身だっ。そんなこと軽々しく言うんじゃねぇ!!」
あちこちでそんな声が聞こえた。
泊まっていく……かぁ。
そうだったら確かに嬉しいけど、でも組のもんが言う通り忙しい人だからなぁ。
それに今空き部屋もねぇし。
(一室空いてた空き部屋は今メガネの部屋になってる)
「たまにはいいかもな」
「え??」
あたしは顔を上げた。
「お前にはなかなか会えないし、何か落ち込んでるみてぇだしな」
そう言ってあたしの頭を優しく撫でる。
う!!嬉しすぎる~~~!!
「でも部屋は……」
あたしの言葉にメガネが、
「僕の部屋で一緒に寝ようよ」
と提案した。