。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
二人が飯を食い終わると、あたしは食器を片付けながら、口を開いた。
「叔父貴、シャワー浴びてないだろ?風呂沸かしてあるからゆっくり入ってってよ」
「そうだな。戒もまだだろ?俺は後でいいからお前先に入れよ」
「いいよ~僕は。琢磨さんお先にどうぞ」
美しい譲り合いの精神……感動するぜって言いたいケド
「どっちでもいいから早く入って。あたしもまだなんだよ」
「そう?じゃぁ朔羅さん僕と一緒に入る?時間短縮~♪」
メガネはにこにこして自分を指差した。
だ!
「誰がてめぇなんかとっ!!」
ゴゴゴゴゴ……
ん?何の音?地震か!?
「戒!貴様、寝言は寝て言えっ!!!」
怒鳴り声が響くと、叔父貴はメガネの胸ぐらを掴み上げた。
顔が!声がっ!!
怖えぇ!!!
ヤバイ!マジでメガネが殺される!
メガネの死体がマジもんになるっ!!
「わー!!!待った待った!」
あたしは慌てて叔父貴とメガネの間に割って入った。