。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。

「あ、あたしはゆっくりでいいからさっ。順番に入ってきてよ」


叔父貴を宥めるように引き剥がすと、まだ怒り足りないのか叔父貴は目の色を変えてメガネを睨みつけていた。


締め上げられた首が苦しかったのか、ゴホゴホっと咳をしながらメガネが涙目になった目を叔父貴に向けた。


「あ、じゃぁさ。僕と琢磨さん一緒に入ろうよ。それだったらいいでしょ?」


は……


はぁああああ!?メガネ!何言い出すんだよっ。


叔父貴はメガネを睨んでいた目を和らげると、


「それなら……」と言って了承した。


って、叔父貴も素直に承諾するんじゃねぇ!!!


こいつはっ!





こいつは叔父貴のこと狙ってるんだぞーーーー!!!





心の中で叫びながらも、それは声にならなかった。


「あ。朔羅さん今何かヤラシいこと考えてるでしょ?」


メガネが上目遣いであたしを見る。


「や!ヤラシい!?」


あたしは顔を真っ赤にした。


あたしがっ!!叔父貴とメガネが絡んでいるところを想像したわけ……






あるだろがーーー!!!




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