。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
パジャマを着たメガネと、マサから借りた白シャツに、ジーンズといういでたちの叔父貴があたしたちを見下ろしている。
「ね?言ったとおりでしょ」
とメガネが意味深に笑って叔父貴を見た。
叔父貴は無言で額を押さえている。
「お、叔父貴!こっ、これは…」
「知らなかったな~朔羅さんに覗きの趣味があるなんて」
メガネはふふんと鼻で笑った。
メガネ!てめぇ。覚えてろ!!いつかぶっ殺してやるっ!!!
「「「す、すいやせんでした~」」」
あたしに無理やり引っ張られて言うことを聞いていた組のもんは、何に対してか大声で謝るとスタコラサッサと散り散りに逃げていった。
すまねぇ、みんな…
心の中で小さく詫びると、あたしは腰をあげた。
「叔父貴……」
ちょっと申し訳なさそうに叔父貴を見ると、叔父貴はにっこりと微笑みを浮かべてあたしの頭を優しく撫でた。
「そんなコソコソ覗き見なくても、見たかったら俺はいつでも脱ぐぞ?それとも戒の裸が見たかったのか?」
お、叔父貴―――いつでも脱ぐって、脱ぐって―――!!!
ブー―――!
あたしはまた鼻血を出しそうになった。
ん?ちょっと待った!何か色々誤解してるみたいだけど。
「叔父貴、別にあたしはメガネの裸にゃ興味がねぇんだよ」
あたしは真っ赤になりながら怒鳴った。