。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。


そりゃ叔父貴の裸は興味があるけど…って……


キャ~~~!!


あたしったら破廉恥なっ!!!


ってそう言う意味じゃねぇ。


別に覗き見してたわけじゃねぇっての!


風呂から上がって、一人ベッドに入るとあたしはもんもんと考え事をしていた。


「だーーー!もぉっ!!」


苛々してあたしは布団を蹴飛ばした。


そのまま飛び上がると、部屋を飛び出た。


メガネの部屋は一階の庭に面する縁側の前だ。


以前…………母さんが使っていた部屋…


あの部屋から見える桜は見事なものだった。


今はその部屋で叔父貴が休んでいる。


好きだった人の部屋で、叔父貴は独り……


眠れるのだろうか。


あの想い出の詰まった場所で。


眠れるだろうか…



大好きだった人の温もりを、香りを感じながら…






そんなことを考えながらあたしはおずおずと部屋の襖に手をかけた。




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