。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。
周りから見たらそう見えるのか?
それだったらちょっと嬉しいが……
朔羅は俺を男と見てるんじゃなくて、戸籍上の唯一の血縁者として慕ってくれてるわけだ。
あいつにとって俺は父親でもあり、兄貴でもある。そんな存在だ。
でも俺は……
あいつを女として見てる。
十も離れた、まだほんの小娘だ。
だけど、俺はあいつは俺の中で女なんだ。
可愛くて、強くて……優しい―――
愛してる。
たった一言を告げられないのは……
ただ歳が離れすぎてるってことだけじゃない。
あいつに手を出せない理由は―――
他に二つも存在するから。