。・*・。。*・Cherry Blossom・*・。。*・。


あ~~~もうっ!!


全っ然分かんねぇ!!!


あたしは風呂場の湯船に浸かりながら一人で叫んだ。


でも……


よぉく考えてみろ!?


叔父貴がメガネを養子にしたのって、白虎との盃の話が出た頃じゃねぇか?


でも白虎の虎間の息子を養子にして、叔父貴に何のメリットがあるってんだよ!


それに―――


虎間の強さはダテじゃない。


あいつの強さはホンモノだった。


でもメガネは正直言ってひ弱そうだし……とてもじゃないけどあたしの相手になるような男じゃない……




それにキス!!!




メガネが虎間だったらキスなんてしてこないよ!!


だってあいつは男が好きなんだからっ!




でもそれが全部嘘だったら―――?





あれこれ考えるとどんどんこんがらがってくる。


「ダメだ!!まとまんねぇ!!」


半分のぼせかけたあたしは考えるのを一時中断すると風呂から上がった。




バスタオルを体に巻いて、鏡の前で髪を拭く。


ズキッ!


腕に痛みを感じあたしは思わず顔をしかめた。


鏡の中のあたしも同じように顔をしかめている。


あたしはちょっと腕を持ち上げた。


肘から15cmほど上のところに青あざが浮かんでいる。


「あー…アザになってらぁ」



ったく!虎間の野郎!!女の体を傷物にしやがって!←(使い方違う)



…………



ん?でも―――!!!



あたしは閃いた。



あたしの腕に青あざがあるってことは!!虎間の脚にも同じアザがあるってことだよな!!?







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